皆様方の支援のもとに運営されてきました、TMSN(多職種チーム医療学生ネットワーク)からドクターが6人誕生しました。
昨年は看護師が誕生して現在活躍中です。
その中で雑賀 俊行さん(愛知医科大卒)は第一日赤に研修医として4月1日から入っています。
今年の7・8月頃、講師としてお招きする承諾を得ています。学生時代考えていた医療現場との違いを赤裸々に語っていただこうと思っています。
TMSNに支援をいつもありがとうございます。
「仁」(礼に基づく、自己抑制と、他者への思いやり)の実践の一環として気仙沼大島支援を学生たちと続けてきたことはきっと役に立つことでしょう。
将来は心友が集まって小さな医療村を作ってくれるのが夢です。
そして新しいTMSN会長に森一太さん(名市大医学部4年)に決まりました。今後ますますの発展をお祈りいたします。
TMSN会長森一太さん(名市大医学部4年)のあいさつ
TMSNから誕生したドクターを交えて
はじめまして、チーム医療学生ネットワーク(TMSN)議長の宇佐美琢也と申します。
このような場所で紙面をいただけたことを大変嬉しく思います。ここで紙面を借りて簡単なご挨拶と私達の活動についての説明をさせていただきます。
豊田看護大学「父子」サークル参加
近年多くのメディア等で医療における連携、つまりチーム医療の重要性が叫ばれていることはご存じの通りです。
しかし、現在のチーム医療は必ずしも万人が満足できるものとして機能していないのが現実であり、将来的に更なる発展が期待されているのもまた事実です。
私達はこの事に目を向けて、学生のうちからチームの重要性を考える団体としてTMSNを発足させました。
現在は立ち上げ段階という事もあり、愛知県内の医療学部を持つ学校への働きかけが主な活動です。最終的には様々な職種の人々を巻き込んだ最良の”チーム“を形成することを目標とし、継続的な活動をしていきたいと考えています。
今後は更なる話し合いを重ね積極的な活動をしていこうと考えていますので、暖かく見守って頂けると幸いです。
(名古屋市立大学医学部2年 宇佐美琢也)
いろいろなご縁を頂戴して、発足することができた、チーム医療学生ネットワーク。
(TeamMedicine StudentsNetwork→TMSN)皆様に感謝申し上げます。
私は、この研究学会において、学生会議の担当をさせていただいております。佐藤好範と申します。よろしくお願い致します。
小林教授と佐藤理事
愛医大TMS
TMSN最後まで頑張った皆さん
第1回会議
たくさんの人が集まり、それを継続させていくには、明確な目的としっかりしたリーダーが必要だと考えています。幸いこのTMSNでは、どちらも確立することができました。
多職種によるチーム医療を今後の日本において、充実させていくこと。そのために学生である若者からその意義と目的を理解し実践させるべく土台を作っていくこと。これが目的です。この目的達成に向かって学生ならではの若さとエネルギーでたくさんの学校、学生を巻き込み進めていけると考えております。
また、多職種チーム医療を学生のうちから浸透させていくことが表の目的だとすると、なんにでも副産物があるように、学生自身の将来のネットワーク作りに寄与することが副産物ということになると思います。学生達は、医学部・薬学部・看護学部を卒業後、各分野で医療人として活躍していくことと思いますが、その際に、学生時代に築いた他学校との、他職種との、多年代とのネットワークはまさに宝物になると確信しております。
そして大切な先導役ですが、表裏の目的のために邁進していくこのネットワークの引率役として名古屋市立大学の宇佐美琢也君が代表を引き受けてくださり、しっかりとしたリーダーも確立することができました。
我々日本メディカルオアシス研究学会(MR。J)としては、学生が中心として行うこの運動を、あらゆる方面からサポートしていきたいと考えております。
最後になりますが、現在のTMSNの現状ですが、ご縁をいただいた名古屋市立大学の浅井教授のご協力で名市大の学生を紹介いただいたのが全ての始まりでした。その後、愛知医科大学、日本赤十字豊田看護大学、名古屋大学の教授の皆様、学生課の皆様に協力いただき、学生の輪を広げてきました。主旨に賛同いただいて学生達も徐々に集まり、学生主体の会議がいよいよ開催されました。
私も担当理事としてできうる限りの協力を継続していきます。
この会議が発展していくことを心から願っております。
(日本メディカルオアシス研究学会 TMSN担当理事 佐藤好範)
メイヨークリニックとの出会いは2003年秋に偶然手にした本の中で大変褒めて書かれていてそんなに優秀であれば実際この目で確かめてみようと行動を起こし、翌年10月9日、ミネソタ州ロチェスターの町を訪れました。
案内をしてくださったメイヨークリニック国際サービス部スタッフの丸田純子さんに隅々まで見せていただきました。一番印象に残ったのは「チーム医療」という言葉でした。
「何がもっとも患者のためになるか」をコンセプトに医療人だけではなくターミナルケアでは牧師さんまで参加してカンファレンスが開催されると聞いてびっくり。オーダーメイド医療の実際を目の当たりにしてぜひ日本でもチーム医療をと深く心に刻んで帰ってきました。翌年8月の終わりには山内会長はじめ研究学会の皆さん10数人と共に再び訪れ詳しく視察研究しました。
毎年大学卒業生4000人の受験者から40人を取り卒業時どんなに優秀であっても協調性のない医師はレジデントになれないという厳しい条件の中で切磋琢磨して優秀な医師を育てていると聞きまたまたびっくり。
私たちも将来成功する医療人を育てることの一端を少しでも担えることが出来ればと思っています。
(日本メディカルオアシス研究学会 理事長 加納 隆)